モデルとなった店は、もう40年以上前に廃業し、今は跡形もありません。
エムズコレクションの「よろずや」によく似ており、模型化を考えましたが、実物の資料が記憶以外殆ど無く、長年温めていました。
この度、奇跡的に当時の写真を拝見し、模型化に踏み切りました。

「よろずや」を参考にしていますが、資料との照合やレーザーカットの窓枠の都合上、一から図面を起こしたフルスクラッチビルドです。

店舗はタバコ売り場と、荒物屋を挟んだ食堂に分けられ、老夫婦が切り盛りするこじんまりとした佇まいです。
夏をイメージした白っぽい地面は、既存のレイアウトへの組み込みも考慮し、色の乗り易い素材を使用。
カキ氷の旗に冷やし中華の看板、花火の看板が引き立てます。
タバコ売り場の中は、畳敷きの小上がりを再現。食堂には昔ながらの赤と緑のパイプ椅子とテーブルに、アイスクリームケースもあります。
今まさにアイスクリームを買おうと男の子が走り込んでいます。

裏に回ると洗濯物が干され、ガスボンベの横には水道があります。水を張った盥にはスイカが冷やされています。

スケール:1/80
エムズコレクションの「よろずや」を参考に、図面を起こしフルスクラッチで作られております。
外寸: W:130mm、D:110mm、H:80mm
備考:CRD制御のLED(光がやわらかく拡散するキャップ付き)4灯電飾済み。
    模型下部から出ているリード線に直流3~16Vをかけるだけで手軽に夜景が楽しめます。
    全体を2,5mm厚の板(MDFボード)の上に配しているので、レイアウト等に簡単に組み込めるようにされております。
    既存の地面と同じ色調にもしやすいように、色の乗り易い素材を使われております。

※屋根は取り外せません。
※建物下のスペーサーは撮影用に使用したのみで、実際には付属しません。