この「詰所 好摩駅タイプ」のモデルは東北本線(現IGRいわて銀河鉄道)好摩駅に2000年代まであったものものですが、この種の建物の常として増改築が現場レベルで頻繁に行われていたようで、資料の時期によりその姿を大分変えています。
本作品は昭和46年の資料をもとに暖地にもあるような一般的な国鉄タイプの味付けをしています。

詰所ながらしっかりとした作りの建物で、明かり窓つきの大きな窓が並ぶ明朗な近代国鉄型です。模型的には窓をすっきり見せるように縦方向の補強には工夫しています。その甲斐あって夜景ではきれいな窓の列を見せてくれます。
逆に室内もよく見えてしまうため、室内には木製の机や椅子、ストーブとやかんも見えます。壁には安全旗が掲げられており、作業予定などを記す黒板やカレンダー、安全標語などが張られています。また変色し始めたロッカーも見えます。長椅子等は官給品の標準タイプをモデル化しましたが、特徴ある足まわりはあまりよく見えません。

建物本体の床と野地板は木曽桧の薄板です。引き戸と窓枠は極薄の航空ベニヤをレーザーカットしたもので質感をだしています。

スケール:1/80
慨寸: W:135mm、D:80mm、H:65mm
備考:CRD制御のLED(2灯電飾済み。模型下部から出ているリード線に直流3~16Vをかけるだけで手軽に夜景が楽しめます。
リード線は配線のしやすさを考慮。レイアウトへの組み込み安心です。

建物下のスペーサーは撮影用に使用したのみで、実際には付属しません。