小型転車台

エムズコレクションのキットを組み立てたスペシャル完成品です。
もちろんウエザリングは匠ジオラマ工芸舎テイストです。

このサイズの転車台は地方の小私鉄で見られましたが、方向転換の必要がない電気機関車やディーゼル機関車などが増加するにつれ不要となり撤去され、あまり見られなくなってしまいました。さらにこの転車台に載るような蒸気機関車はタンク機になるため、方向転換の必要もなくバック運転で元来た線路を戻って行くという理由もありました。

ただかろうじて残った片運機や端単や保守点検のために転車台を残した鉄道もありましたが、それも1960年代ぐらいで姿を消していきました。

しかし模型の世界ではもう少し活躍して欲しく、使われぬままペンペン草が生えているというよりも使われる頻度は少なくなったけれどもまだ現役ですすや灰などで汚れているというウエザリングにしてみました。

スケール:1/80  軌間16.5mm
慨寸:ベース幅:132mm、ベース長:132mm、ベース下必要深さ:42mm、桁長さ:116mm(桁上線路長も同じ)

備考:
1.電気系統は本体からコントロールパネルの位置を調整しやすいように間にラグ板をかませてありますので、ここを利用してリード線を長くしたり短くしたりできます。
2.桁の回転方向が一定のためここの回路には端子台を入れネジ止めで簡単に極性を反転できるようにつまり逆回転できるようにしてあります。
3.回転軸と桁(線路)の中心は合わせてありますが、万が一ずれた場合には線路内の渡り板(接着力の弱い両面テープで貼り付けてあります。)をはがして、枕木の間の2個のビスで微調整ができます。
4.線路はメーカー推奨の♯70です。