機関庫周りの施設として砂焼き小屋と給砂塔を製作しました。
鉄道では砂を撒くと摩擦力(鉄道では「粘着」と言います)が増大し空転や滑走が起きないように制御できます。このような場合乾いたサラサラの状態の砂ではないと効果がないので砂の水分を飛ばす砂焼き小屋が必要となってくる訳です。
窓枠は紙製の部品が付属しているのですが木の質感を出したいので0.4mm厚の航空ベニヤをレーザーカットしたものに変更しました。横目板張りの壁はSTウッドの下見板張りにしました。木部の着色はSTカラーを使用していますが後にもっと枯れた白っぽい色にしました。屋根はキットの棒瓦からさかつう製の屋根瓦に変更しました。
給砂塔は一般的な支柱がアングルで組まれた複線形のもの(2線独立有槽型)です。機関車への給砂管は0.8mmの洋白線に変更しました。塗装は鉄骨内部まで塗料が回るようにエアブラシでおこないました。

ベースキット:アドバンス製品 1/80サイズ

砂焼き小屋: W:235mm、D:85mm、H:100mm
給砂塔: W:85mm、D:35mm、H:100mm

備考:砂焼き小屋と給砂塔をつなぐパイプをイメージしたパーツは脱着式。真鍮製で、ゆっくりと曲げることで長さの微調整も可能。ご自身で同様のパーツをご用意いただければ、位置関係は自在です。

※レイアウト(ジオラマ)は撮影用で、人形や車輛も付属しません。
※ご使用のモニターの機種・設定・色調等により実物と写真の色合いが違っていることもございます。