以前「井戸のある詰所」として波板屋根タイプのものを製作しましたが、今回は瓦屋根タイプを製作しました。
本作品は単に前作の屋根を変更しただけではなく設計から、製作方法、塗装、ウェザリングに至るまで見直し、実物観察を重ね最新技法を取り入れることにより質感がアップしています。

詰所は駅構内はもちろん線路わきに一つあるだけでも風景や車両を生き生きと見せてくれます。今にも戸を開けて手ぬぐいをぶら下げた職員が井戸へ体を拭きに行くような雰囲気に仕上げました。

屋根の野地板と天井は薄板材を張っています。
窓枠や引き戸は薄板をレーザーカットしたもので質感をアップさせています。

小屋組みをかなり正確に再現した上に載るトタン波板の井戸の屋根とひさしは、経年劣化とサビの表現を前作とは違う方法で表現しています。

詰所の室内は木製の机や椅子、長机とその上のやかん。壁には安全旗や作業予定などを記す黒板やカレンダー、安全標語などが掲げられています。また変色し始めたロッカーも見えます。

スケール:1/80
慨寸: W:135mm、D:60mm、H:53mm

備考:CRD制御のLED(光がやわらかく拡散するキャップ付き)2灯電飾済み。模型下部から出ているリード線に直流3~15Vをかけるだけで手軽に夜景が楽しめます。
リード線は配線のしやすさを考慮。レイアウトへの組み込み安心です。

レイアウト等への組み込みをさらに簡単にできるようにしました。地面もなじみやすい色にしてあります。既存の地面と同じ色調にもしやすいように色の乗り易い素材を使っています。
建物下のスペーサーは撮影用に使用したのみで、実際には付属しません。