以前はどんな駅にも日通事務所や荷受け所があったものです。時代は変わり駅前の日通事務所は絶滅危惧種になっても、私たちの鉄道の駅前にはやはり欲しいストラクチャーの一つではないでしょうか。
今回はそんな日通の荷受け所を「使いやすい小ささ」で作りました。外観は粗いモルタルの吹き看板建築。丸く上に膨らんだシルエットが洒落ていますが、これが作るとなるとなかなか手間がかかりました。赤く目立つ「マル通」は立体ロゴ看板を作りつけました。明り取りの役割があったのでしょうか、背の高さが特徴の窓は特注レーザーカットパーツを使用。夜景では大きな窓枠の影が地面に落ちて何とも情緒的。
入口付近に立て掛けられた現役のスノコと、裏手にひっそり佇むのご隠居のスノコが好対照です。
側面の電力量計がワンポイントになっています。
スケール:1/80
慨寸: W:103mm、D:86mm、H:75mm
備考:CRD制御のLED(光がやわらかく拡散するキャップ付き)1灯電飾済み。模型下部から出ているリード線に直流3~15Vをかけるだけで手軽に夜景が楽しめます。
リード線は配線のしやすさを考慮。レイアウトへの組み込み安心です。
レイアウト等への組み込みをさらに簡単にできるようにしました。地面もなじみやすい色にしてあります。既存の地面と同じ色調にもしやすいように色の乗り易い素材を使っています。
建物下のスペーサーは撮影用に使用したのみで、実際には付属しません。