古びた貨物上家

一昔前の駅はほとんどが貨物扱いをしており、そのために貨物側線があり、積卸ホームには「貨物上家」がありました。
特に地方の駅にはかなり小さな駅でもその土地の産物を運び出すための貨物扱いの設備がありました。

エムズ製「貨物上家」キットをベースに匠ジオラマ工芸舎が手を加えて仕上げたストラクチャー(建物模型)作品です。
本キットは壁の内側の桟も実感的に再現してあるため、古びた上屋の感じをだすために表に張った板がはがれていたり、穴が開いているところも再現しました。板のはがれ方は適当ではなく、資料写真や現存する農家の物置小屋などを参考にしています。
また、壁の素材はキット標準の特殊紙ですが、塗装を重ねて木板の風合いを出す技法を施してあります。

アクセサリーパーツも充実!
メーカー作例を参考に、作例で採用されていた「電線ドラム」(左奥に配置)をドラム缶に変更。電化の進んでいない田舎の駅のイメージをより明確にしました。
アクセサリーパーツは接着済み。

スケール:1/80
およそW20cm×D7.7cm×H6cm

ベースキット:エムズコレクション製「貨物上家」
備考:CRD制御のLED2灯電飾済み。模型下部から出ているリード線に直流3Vをかけるだけで手軽に夜景が楽しめます。
電飾配線の半田付け部はショート防止のため熱収縮チューブで絶縁してあり、リード線も配線のしやすさを考慮。レイアウトへの組み込み安心です。
アクセサリー(小物)類は接着固定されています。
写真ではベース板の下にスペーサーを敷いています。スペーサーや周囲のジオラマ、車輌などは含みません。