緑の深い山間の蝉しぐれの駅。田んぼの中にぽつんと佇む駅。潮騒の音がいつも聞こえる駅。満開の桜が美しい駅。紅葉のなかにひっそりと建つ駅。夕焼けの美しい駅。
そして故郷の駅。

想像はいくらでも広がります。
そんな心象風景を膨らます手助けになるような駅舎を作りました。

窓や戸はレーザー抜きを使用。雨どいや改札のラッチも取り付け済みです。
塗装はSTカラーばかりではなく、深みを出すためにミグやAKの塗料やピグメントやウォッシング液、さらにパステルなどで質感をより強調するようにしています。技法はチッピングをはじめとする最新技法を採用しています。

ホーム側の張り出し室には赤い通標閉塞機があります。
入り口屋根は山形の瓦屋根としました。実物もこちらの形式の方がひさし形よりよく見られます。構造は実物とほぼ同じ。
物置は外に付け足し、波板屋根としました。
郵便ポストやドラム缶、ゴミ箱、竹ぼうき、ちりとり、なども配しています。
ホームのコンクリート部には経年によるひび割れ表現もあります。

スケール:1/80
慨寸: W:220mm、D:125mm、H:80mm

鉄道省小停車場本屋標準図の1号型を参考に模型化にあたって若干アレンジをして図面を起こしました。
モデルとなったのは、因美線や姫新線、若桜鉄道(旧若桜線)などの駅舎です。

備考:CRD制御の電球色LED(電球笠付き)を各部屋と差し掛け部分に電飾済み5灯。模型下部から出ているリード線に直流3~15Vをかけるだけで手軽に夜景が楽しめます。
電飾配線の半田付け部はショート防止のため熱収縮チューブで絶縁してあり、リード線も配線のしやすさを考慮。レイアウトへの組み込み安心です。
ベース板は厚み2.5mm、駅前の地面もなじみやすい色にして、お持ちのレイアウトの地面と同じ色調にもしやすいように、色の乗り易い素材を使っています。
駅名はフリーの駅としても使用できるように接着力の弱い両面テープで貼ってあります。