「鈴木オート」と並び主役級の店、駄菓子屋「茶川商店」です。
駄菓子屋とくれば昔から子供たちが集まってくる所です。なつかしさもあり、手にとっていただく方の心の一番暖かいところに何かが届くように気持ちを込めて製作いたしました。

ベースになったキットは内装はもちろん、床も天井も無くがらんどうなので床と天井を作り、床は板敷きのところはSTウッドを、畳敷きのところはエコーの古畳を使用しています。
天井はこの時代の民家によくあった板張りで細い桟で止めてあるものを再現しています。天井裏には電飾用の配線が通っています。
トタン屋根の部分はエコーの真鍮製の波板に交換し、サビの表現をしてあります。
屋根には雨樋を追加してあります。

内装は茶の間を中心にエコーの小物でディテールアップ。
ちゃぶ台と茶箪笥ははずせません。茶箪笥の上にはトランジスタラジオが載っています。机の上には原稿用紙が重ねて置いてあり、その周りにはくしゃくしゃになった書き損じの原稿が散らかっています。
本箱も2つ配しています。

木部はすべてSTウッドとバスウッドに置き換え、STカラーとウレタンニスを使用し何度も染めるように色をつけています。
駄菓子屋の楽しい賑やかさは、エコーモデル製別売りオプション「駄菓子屋店内セット」を塗装とウェザリングをした上で組込んで表現しました。一部部品は黒染めや茶染めをおこない、塗装では表現しにくい渋みを出しています。
CRD制御のLEDを仕込んでありますので、夜景の時に窓から中を覗くと温もりのある光景に引き込まれそうです。

スケール:1/80
サイズ:W10cm×D18cm×H9cm