新津駅は信越本線のほか、磐越西線と羽越本線を加えた3路線が乗り入れており、かつては駅機能のほか、機関区、工場、そして東西南北の4つに分かれた操車場を持ち、人口の80%が鉄道に関する仕事に就いているいわれた「鉄道の街の駅」として知られる駅です。
現在でもJRグループ唯一の直営車両製造工場である新津車両製作所が隣接しています。
そのような駅には現在はその殆どが姿を消しましたが大小様々な詰所もありました。
本作品はその中の一つを題材としています。「タイプ」としたのは数少ない資料では不明なところがあったことと単体の詰所としても成り立つように模型的にアレンジしたことです。

二部屋の内一部屋は事務室兼打ち合わせ室、もう一部屋は食堂兼休憩所です。どちらも安全旗が掲げられており、カレンダー、作業予定を記入する黒板、その他注意書きがあります。もちろんやかんやストーブも見えます。
屋根は鉄粉や埃がかぶっています。安全柵はよく触れる部分の塗料が落ち、錆が浮いています。物置のトタン屋根の錆びも見所の一つです。どれも実物観察に基づいています。

スケール:1/80
慨寸: W:145mm、D:85mm、H:65mm
備考:CRD制御のLED(2灯電飾済み。模型下部から出ているリード線に直流3~16Vをかけるだけで手軽に夜景が楽しめます。
リード線は配線のしやすさを考慮。レイアウトへの組み込み安心です。

建物下のスペーサーは撮影用に使用したのみで、実際には付属しません。