このような小屋は以前はどこの駅や線路脇にもありました。

そしてその小屋の色は私の記憶にしっかりと刻み込まれています。
クレオソートやすすで黒くなりながら、それでいて経年のため白茶けたような色です。

「黒いのに白い。」
言葉や文字にするとおかしな感じのこの背反するような状態を再現するために、よくあるSTカラー仕上げではなく、ウレタンニスを使う技法にしています。
試行錯誤の連続の上に、ようやくこれなら人様にお見せできるだろうというレベルになったものです。

アクセントに竹ぼうきが2本。実際にあった光景を再現しました。

駅周辺や機関庫付近、詰所の並びや単に線路脇等どこにでも設置できます。
地味な建物ですが、レイアウトやジオラマに奥行きが生まれる利用価値の高い一品です。
スケール:1/80
およそW7cm D6cm H5cm
ベースキット:エムズ製 故郷の駅「駅構内物置」